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和泉守兼定の刀は新選組副長・土方歳三が愛用した刀で有名。会津藩御抱鍛冶で新々刀の名匠といわれる
11代兼定が藩主・松平容保に従い上洛し、京都で鍛えた業物と言われている。古刀鍛冶には珍しく官位(和泉守) を受領し、これに銘を冠した刀匠である。

土方歳三資料館(土方家)玄関 土方歳三銅像 土方歳三資料館入口
土方歳三資料館(土方家)玄関 土方歳三銅像 土方歳三資料館入口

歳三の命日の翌日、そぼふる雨の中初訪問。
歳三の愛刀和泉守兼定【市指定有形文化財】が期間限定で展示されていることを知り出かけました。
今年から3倍の広さに改装したこともありとても見やすい館内でした。
ただ一つだけ気になることが...。訪問したことがある人ならピンとくるでしょう、そうです、庭の銅像です。
ズバリ「似ていないんです」。
歳三の銅像は函館、高幡不動、そしてこの土方歳三資料館にありますが、残念ながらどれも似ていない。

さて資料館。
まず目を引いたのが歳三が使っていた木刀です。とにかく太い。これで毎日稽古していたら膂力がつくなあ
と実感できる一品でした。
次に歳三の鎖帷子と鉢金。実際の戦闘に使っていたことを彷彿とする迫力が漂っていました。
新選組の袖章は興味深かった。これは新選組隊士・島田魁の遺品です。3月に島田魁のご子孫に
インタビューしたばかりだったのでリアリティを感じました。

そしてなんといっても、和泉守兼定。一番奥に鎮座してあった。
色気がある。そして美しい。単純美である。
これは正しく逸品、名品です。

和泉守兼定は常時展示ではないらしいので、期間限定で展示されているときに訪問することを強く
お薦めします。なにより”本物”に接すると身が引き締まるし、目の保養には一番いい。

最後になりますが、歳三のご子孫の展示品解説は感慨深いものがありました。
先日発刊されたばかりの「子孫が語る土方歳三」の著者で
、歳三の兄から数えて6代目の土方愛さん
とお話
させて頂きましたが、歳三への愛情を強く感じることをできとても心地よかった。
自分の先祖を誇りに思えるということは素晴らしいことであると共に、とても幸せなことだということを
実感した一日でした。


文:竹内 写真:山路 平成17年5月12日訪


土方歳三資料館 [入館料-大人500円・小中学生300円]
土方歳三の子孫が歳三の生家を建て替え、平成2年から自宅の一室を開放して始めた資料館。
歳三の書状や武具等が展示されている。また、歳三の兄から数えて5代目・6代目の子孫が展示品を
直接解説する。平成17年から3倍の広さになって新装開館された。